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2009.12.01 ≪M&Aアドバイザー体験記11≫〜M&Aの成功の秘訣〜(磯村)

 
契約の締結=M&Aの成功とはいえません。「M&Aの成功」とは売り手と買い手の目的が達成されてはじめて成功と呼べるのです。リスクのない企業など存在しません。そのため、M&Aには潜在的なリスクが当然つきまといます。リスクを軽減し、M&Aを成功に導くためにはどのようなことをすれば、良いのでしょうか。
 
1)目的の明確化
 何のために会社を買収したいのか、またどんな理由で会社を売却するのかといったことを明確にすることが重要です。M&Aを行う場合、目的を明確にしなければスタートすることができません。目的を明確にすることで条件や対象が決まり、それに従って行動することが目的達成の近道になります。
 反対に、明確な目的がないまま行動に移しても、対象が定まらず迅速な行動が取れないまま、時間の浪費になりかねません。
 
2)決断の迅速化
 M&Aでは、双方がすべての面で100%満足のいく結果を得られるものではありません。もちろん、慎重に検討することを怠ってはいけません。しかし、時間をかけすぎても良い結果を生むことにはなりません。
 「もう少し早く決断しておけば、高い金額で売れた。」ということもよくある話です。自分が育てた会社を売却する決断には勇気がいりますが、会社を取り巻く環境は劇的に変化しています。M&Aは「縁のもの」です。決断したら迅速に行動に移すことが重要なことです。
 
3)秘密保持
 M&Aが行われると利害関係者には多大な影響を与えることになります。秘密保持は売り手買い手双方にとって重要なことです。秘密が漏れることにより、成約しなかった場合、売り手企業にとっての影響は甚大です。取引先や金融機関から信用が失墜するからです。健全な企業でも厳しい状況に立たされることにもなりかねません。情報が漏れないよう徹底した情報管理を行うことがM&Aを成功に導くための最大の秘訣です。
 

 コスモスコンサルティング  磯村 崇

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